「ボーナスが出ない会社」なんて考え方自体がおかしい
ボーナスの時期ですね!
「ボーナス〇〇万出た〜」、と「今年はボーナス◯月分!」とかいう話を家族や友人としてるんじゃないでしょうか。
悲しいことに、ボーナスが出ない、なんて会社もあるんですよね。そんな人にはこの時期は寂しくって、なんというか、ゴメンナサイ…
けど、このボーナスの制度、おかしくないですか!?
海外でのボーナス
僕は以前は、フランスでサラリーマンやってました。
僕のボーナス、年収の5%くらいでした。1ヶ月分にもならないです。そのうちの、30%は会社、40%は事業部の業績によります。残り30%は個人の目標への達成度。
と、いっても年収の5%くらいなんだからそんなに敏感に反応しないです。話しの話題にもならない感じ。
けど、僕の上司なんかはボーナス、つまり変動給の割合が高いです。高い人は半分くらいボーナスじゃないかな。銀行とかコンサルじゃないですよ。普通の事業会社の話。
今はドイツに出張で働いてるけど、同じシステムみたいですね。これが欧米では一般的だと思います。
ヨーロッパでのお給料の話題
基本的にはお給料の話はタブーなんですが、中のいい同級生とかとはお給料の話ししちゃうのはヨーロッパも同じですね。情報収集して、転職とかの参考にもしたいですからね。結構こういう話は有益なんです。
ヨーロッパの人がお給料の話しするときは、すごくリアルです。
年収を税引き後で話します。
だって、ドイツ、フランス、スイスとか税率もお給料のシステムも全然違いますからね。年にいくら自分のものになるか話すのが一番分かりやすいんです。
誰が多くもらってるか、疑う余地も無いです。転職には超有益な情報です。
「現実的な話」も、しませんか?
ボーナス出た、とかボーナス何ヶ月分出たとか、あやしくないですか?
だって、
僕 ボーナス=5ヶ月分
友達 ボーナス=2ヶ月分
だけど、それでも友達の年収多かったら、お前のとこに転職しよっかな、て思いますよね。けど、来年は違うかもしれないし、変動が多すぎて、よく分からん…
ボーナスの話しは風物詩としてはいいけどさ、なんかリアルじゃ無いんですよね。それを新聞とかネットが真剣に煽ってね、なんだか冷めちゃいます。
いや、ボーナス〇ヶ月って聞くと、なんか騙されてるきがするんだよな〜。
そもそも問題は…
お給料ってそんなに変動しちゃうの!?
そもそも、僕みたいな会社の底辺のペーペーは
経営に影響力なんて1ミリもないのに、なんで下っ端の自分が数ヶ月分のお給料のリスクをおわなくてはいけないんですか?
おかしくない?会社の上層部が会社がキツいからって、僕らの給料を簡単に数ヶ月分ひいちゃうんですか?あんたらの経営判断ミス、僕らも被るんですか?ボーナスなんだから、貰えなくってもあたりまえ?
「いや、来年はボーナス出るはず!だから頑張って!」
このボーナス制度があるせいで、僕らは根拠の無い希望が見えちゃうんじゃないでしょうか。
ボーナスでないときもある、なんてのが一般的だから、不満もそれほど感じず、会社を去ろうなんて考える人が少ないんじゃないでしょうか。
誰得?
結局、このボーナス制度で得をしてるのは、政治家や会社のお偉いさんですよね?だって、彼らがとっている意思決定のリスクを、僕みたいな下っ端にまで引き伸ばしてるんですよね。(そのくせ、僕の提案なんて聞き流しやがって…)
フランスじゃあ僕のお給料1ヶ月分減らすのはすっごく大変です。ほぼ不可能じゃないかな。けど、普通そうあるべきでしょ。そんな簡単にお給料たくさん減らせるって、おかしくないですか?
最後に
「そんなこと言ったって、実際社会のルールはこうなってんだからしょーがないじゃん。」
はい、そうなんですよね〜。
けど、僕の場合、日本に転職してもお給料のシステムは欧米スタイルです。外資系だからね。(そんなガツガツ働かないしクビにもならないですよ。欧州系だから。)
つまり、選択肢はあるんです。
選択肢があるんだから、僕と同じように考えている人は、そっちを選ぶような傾向が出る。そして、全体が変わってくんじゃないかな。
偉そうに長々と書いちゃいました。
ここまで記事を読んでいただいて、ありがとうございました。
この記事が、みなさんの考えるきっかけになっていただけたら嬉しいです。
ダーリーでした〜。